もともと生理痛や月経前症候群の症状が重く、毎月辛い思いをしていました。２０代の後半になってその症状がだんだん重くなり、子宮内膜症である事が分かり、ホルモン剤での治療をしましたが、楽になる一方で副作用で更年期障害の様な症状が出てしまい、日常生活もままならないほどでした。
その後、腹腔鏡にて内膜症の手術をしました。一時は良くなった様に思えましたが、すぐに痛みが戻り、かえって癒着が進み引きつるような痛みでしゃがんだり、階段の上り下りが辛い程になってしまいました。それに加え、内膜症の治療の為の排卵を止める薬と、妊娠しやすくする為ホルモンを増やす薬とを交互に使うような状態が続いたために、副作用で精神的にも鬱や異常なまでのイライラまで感じるようになりました。
産婦人科も心療内科も受診しましたが、その辛い症状は一向に良くならないどころか、悪くなる一方でした。本当に辛くて悩んでいた頃、たまたま雑誌で、漢方薬の事を知りました。それまでは、本に載っているような漢方は東京などに行かないと買えないと思っていたのに、意外と近くで買える事を知り早速、雙玉堂さんに伺う事にしました。そこで自分の症状を細かく話し、婦人病全般に効く漢方を始め、癒着を和らげるものや気の巡り血の巡りを改善するもの、卵胞を育てるものなどを処方して頂きました。
以前、産婦人科の病院で漢方を処方してもらった際に、体質に合わなかった為か副作用が酷く出た事があったので、最初は心配でした。ですが、心配した副作用は一切なく、飲み続けて一カ月もした頃、お腹の引きつるような痛みが和らいでいる事に気付きました。これは！と思い、その後も飲み続けたところ、２?３ヶ月で心療内科でもらった薬では全く効かなかったイライラや不安感まですっかり良くなってきました。一時は酷い精神病では…と落ち込んだりもしていたのに、自分に合った漢方を飲む事でこんなに症状が緩和されるんだ…と本当に感動しました。
その後、本格的な不妊治療に踏み切りましたが、ホルモン剤による影響を最小限にとどめて治療できたと思っています。飲んでいた漢方のおかげで、質の良い卵子にも恵まれ子宮内膜も整えて臨んだので２度目の体外受精で無事に元気な赤ちゃんを授かることが出来ました。治療を乗り切れたのも、妊娠中・産後の不調を乗り切れたのも漢方で体調を整えていたからだと思っています。
私にとって漢方薬は本当に人生のターニングポイントになりました。何より、雙玉堂の先生は女性だったので、男性には言いづらい事も話しやすかったですし、本当に親身になって細かい事まで相談に乗ってくれたので、ここまで漢方を信頼して続けて来れたのではないかと思っています。漢方と滝沢先生には本当に感謝しきれないくらい感謝しています。これからも、自分の体とは一生付き合って行かなくてはなりません。良い時も悪い時もあるとは思いますが、漢方の力を借りて乗り切りたいと思っているので、細く長く続けていけたら良いなと、思っています。
（M・Yさん 35歳）