秋になって原因不明の微熱が続き、寝つきも悪くなりました。

なんとなくだるく夕方になると微熱がでます。
インフルエンザや感染症などの検査をしても、陽性ではありません。
ずっと解熱剤をのんで様子をみるしかないでしょうか。

中医学では、夏など発汗が続いたあとは、「気」(エネルギー)や「陰」(体液)が消耗して、体が気陰両虚になっていると考えます。「気」はあらゆる体の機能の原動力です。

その不足は、だるさ・疲れ・食欲不振・朝起きられない・めまいなどにつながります。「陰」は体内や粘膜を潤すと同時に、熱を冷まして体温を下げ、気持ちを落ちつけ、よい睡眠を促すものです。不足すると、夕方から夜にかけて、体が熱っぽくなり、寝汗やだるさ・不眠・不安・動悸などにつながることがあります。

夏よく汗をかいた人、日頃体温が高いお子さん、更年期世代、体内が乾燥しがちな高齢者に特に多いですが、夏が高温になっている現代は、誰しもおきがちです。

気陰を補ったり、清熱の漢方の対応で、根本から改善することをおすすめします。また、食べ物で、陰を補うには、れんこん・やまいも・なしぶどう・白きくらげ・ゴマ・キノコ類などもおすすめです。秋の食べ物が多いです。旬のものをいただくのも大切ですね。