四季の薬膳アイデア 中国漢方で考える ―秋―の特徴 【月刊ツイン2017年11月号掲載】

体が乾燥して冷えが気になってくる秋は、潤いと免疫力をつける食べ方がおすすめ。

秋に出回る食材を組み合わせた食事は、粘膜を守り、冬に備えた体づくりに最適。

疲労回復とリラックス効果のあるお茶を合わせて、しっかりとした睡眠を取ることも心がけましょう。

<秋の食材>

【保湿】
なし、ぶどう、みかん、きんかん、りんごなどの果物。豆乳、豆腐・納豆などの大豆製品。
白きくらげ・ユリ根・ハトムギなど。ナガイモ・大根・れんこんなどの根菜類
【補気】
えのき、しめじ、エリンギなどのきのこ類。クリ、ゴマ、クルミなどの木の実

 
<キノコと昆布の混ぜご飯> 材料1~2人分

米・・・1合
精白ハトムギ・・・大さじ1
水・・・220cc
粉末出汁・・・小さじ1/2
キノコ・・・40g
酒・・・小さじ1
昆布の佃煮・・・小さじ1~2

1.分量の米とハトムギをといで、30分ほど吸水させる
2.ザルにあげて水は捨てる
3.土鍋に計量した水、粉末出汁、米を入れ軽く混ぜる
4.土鍋を火にかけ強火で沸騰させ、沸騰したら中火で5〜6分炊く
5.さらに、弱火で4分炊く
6.鍋の音を聞きながら最後に強火で4〜5秒水分を飛ばし、火を止めて10分程度蒸らす
7.お好みのキノコの石づきを切り、一口大に切る
8.耐熱容器にキノコを入れて酒をふり軽くラップをしてレンジで1分
9.蒸らしたご飯に8のキノコ、好みの昆布を入れ、上下を返しながら混ぜる。昆布の佃煮または醤油などで味の調整をする

 
<梨のワインコンポート> 材料2~4人分

梨・・・1個
赤ワイン・・・1/4カップ
水・・・1/4カップ
砂糖・・・大さじ2

1.梨は皮をむき8〜16分割する
2.すべての材料を鍋に入れ、弱火で20分煮る。冷ましてからいただく

 
月刊ツイン2017年11月号に掲載中