「サエラ」 2011年10月23日付…食養生 de 漢方 Life 最終回

■食から始める漢方生活◇ご当地薬膳 vol2

【食養生 de 漢方 Life 最終回】
 小山・下野市近辺では、「はとむぎ」の生産が盛んです。実はこのはと麦は、「ヨクイニン」ともいい、薬用としても使われています。

「サエラ」 2011年10月23日付 生の場合、いぼとり、肌を滑らかにする、むくみとりなどの作用があるとされています。煎じて汁をのんだり、そのまま食用として利用します。炒った場合、胃腸を整える作用が強くなります。お茶にしても香ばしくて飲みやすいですよ。今回は、生のはと麦の食べ方をご紹介します。

◆はと麦入り雑穀雑炊◆
 1、米カップ1/2を洗い、雑穀や豆類30gなどとあわせ、水カップ6に約1時間つけておく。(雑穀や豆類・・そば、はと麦、小豆、黒豆、緑豆など)
 2、1をなべに移してそのまま強火にかけ、沸騰してアクがでたらすくい取り、弱火にして好みのやわらかさになるまで煮る。
 3、鳥ガラスープのもとと塩で味を調える。

 ■応用編■
 お米の代わりに、雑穀ミックスを使用しても。はと麦のほか、そば、小豆、大豆、緑豆、とうもろこしなどは、いずれも水分代謝をよくするので、むくみやすい人は、おすすめ。ビタミンやミネラルもたっぷりとれ、お通じにもいいですよ。

◆はと麦入りごはん◆
 1、米3カップは、炊く30分?1時間前に洗い、ざるにあげて水気をよく切る。
 2、緑豆50g、はと麦50gは軽くゆでる。ヤマイモ100gはきれいに洗って、皮ごと1cm角に切る。
 3、炊飯器に米と緑豆、はと麦をいれて水3と1/2カップを加え、吸水させる。
 4、炊くときにヤマイモと塩小さじ1を加えて全体を混ぜ、炊き上げる。。

 ■応用編■
 冷えが強い人は、黒米や黒豆にしてもよい。