■「女性自身」 2005/2/5号
「衛気」と「オウギパワー」のメカニズム、オウギ製剤『衛益顆粒』が紹介されました。タイムリーで反響大。
免疫パワーを回復する「黄耆」の補気力
私達は豊かで便利な生活を享受する一方、夜更かしや過労・ストレスなどにより、体の中では、人間が本来持っているはずの「衛気」という防御機能が低下し、花粉症をはじめとするさまざまな免疫疾患が引き起こされています。
衛気とは中国の漢方医学でいう「気」の一種で、主に皮膚や粘膜に存在する免疫パワー。衛気が不足すると、汗がだらだらと出たり、風邪を引きやすくなったり、ちょっとした気候の変化でくしゃみや鼻水などのアレルギー症状が現れます。花粉症とも密接な関係があるのです。
その衛気不足を解消し、本来ある免疫パワーを回復してくれる漢方生薬の代表が黄耆です。日本ではあまり知名度のない生薬ですが、中国では人間が本来持つエネルギーである「気」を補強し、元気を取り戻すための「補気薬」として朝鮮人参とともに珍重されてきた二大スターのひとつです。皮膚と粘膜という体表部を強化し、外的の侵入を防ぐ城壁の役割を果たすのが黄耆。そのパワーが花粉症にも有効とか。
この黄耆の力を最大限に引き出し、弱った衛気を強化してくれる漢方処方が『玉屏風散』。体表部に屏風をたてて病邪の侵入を防ぐという意味で、黄耆を中心に、その働きを助ける白朮、防風というふたつの生薬が、バランスよく配合された漢方処方です。
花粉症体質を根本から改善する玉屏風散
玉屏風散には、衛気を強化し、免疫を調節する作用があることから花粉症にも効果があることを証明するため、実験に取り組んだのが、北海道薬科大学大学院薬学研究科教授の鹿野美弘先生です。鹿野先生は、玉屏風散と新薬の抗アレルギー剤との効果の違いを明確にできる方法を考えました。その結果、新薬を与えたモルモットでは玉屏風散を与えたモルモットに比べ、花粉症の体質が改善していないことがわかりました。この実験結果は昨年の日本薬学会でも発表され大きな反響を呼びました。
「新薬は、くしゃみや鼻づまりなどを一時的に抑える対症療法としては有効ですが、体質そのものは変わりません。しかし、玉屏風散は根本から体質を改善するので、花粉症への体質化を防いだり、花粉症体質から抜け出すという画期的な作用のあることがわかったのです。」
また、花粉症それぞれの症状によって、玉屏風散にほかの生薬を加えれば、効果はさらにパワーアップ。具体的には、専門家に相談して体質にあったアドバイスをうけることが大切です。
玉屏風散の製剤で改善効果を実感!
衛気不足を補い、花粉症体質の改善にすぐれた力を発揮する玉屏風散ですが、その効果を手軽に実感できるのが、玉屏風散を製剤化した『衛益顆粒』です。
「ピーク時には病院の薬も効かず、鼻水に血がにじむほど重症だったのに、「衛益顆粒」を飲みはじめて2日目から効果が現われ、その後は鼻水もまったくでなくなったんです(37歳・主婦)、「重度の花粉症で仕事もままならなかったのに、「衛益顆粒」のおかげで症状が回復し、その後飲む回数を減らしても症状がでませんでした(39歳・自営業)など、多くの方がその効果に驚きの声を。
本格的な花粉症シーズンに入る1-2か月の服用では予防に、シーズンに入れば治療的にはたらきます。万全の対策で花粉症体質を回復しておけば、憂鬱だった春の到来も待ち遠しくなりますね。