人の体と自然界の関係を重視するのが中医学の基本。人はつねに自然界の影響を受けていると考え、季節ごとにその影響は異なります。
中医学では、人体に及ぼすその影響を、外邪:風・湿・火・燥・寒などといいます。そのためそれぞれの季節特有の病気や不調がおきるのです。でも、中医学の知恵を取り入れれば予防も可能です。
各季節ごとに多い病気や症状をまとめてみました。中国漢方の知恵を使って、家族みんな快適な一年を!!お薬の効果を出すには、より適した薬を選ぶことが必要です。ご相談はメールからどうぞ。
春…「風邪」(ふうじゃ)の影響をうけやすい
「湿邪」の特徴は、梅雨時のじめじめした室内のように、体内の水分を過剰にしたりカビを発生させ、頭重感やむくみ・神経痛・おりもの・カンジダ・湿疹などの原因となり長引きやすい。湿は脾(胃腸)の働きを邪魔しやすく、食欲不振・食あたり・下痢・軟便などをひき起こしやすい。
■花粉症
■春の不眠
▼イスクラ衛益顆粒…90包入 8,400円(税込)
初夏…雨や湿度の高い日が多く「湿邪」(しつじゃ)の影響をうけやすい
「湿邪」の特徴は、梅雨時のじめじめした室内のように、体内の水分を過剰にしたりカビを発生させ、頭重感やむくみ・神経痛・おりもの・カンジダ・湿疹などの原因となり長引きやすい。湿は脾(胃腸)の働きを邪魔しやすく、食欲不振・食あたり・下痢・軟便などをひき起こしやすい。
■梅雨の頭痛
■夏カゼ
■夏の食欲不振
▼イスクラ勝湿顆粒…12包入 1,627円(税込)、90包入 9,450円(税込)
盛夏…気温が高くなり「火邪」(かじゃ)の影響をうけやすい
「火邪」の特徴は、高熱・顔面紅潮・目の充血・口の渇き・発赤・熱感など熱症状がでること。火邪は陰液(体内でさまざまに働く水分)を消耗するので、脳梗塞・熱中症・夏ばて・異常な口や喉の渇き・肌の乾燥・便秘などの症状も。
■熱中症
■夏の脳梗塞
■クーラー病
▼イスクラ麦味参顆粒…30包入 4,788円(税込)、60包入 8,662円(税込)
秋…外気が乾燥し「燥邪」(そうじゃ)の影響をうけやすい
「燥邪」の特徴は、水不足の乾いた土のように、徐々に内部の潤いまで奪い、ドライマウスやドライアイ・肌や髪の乾燥・空咳・喉のいがらっぽさなどがでること。燥邪は、特に口から肺(気管支)に入りこみやすく、咳など気管支の症状がめだちます。
■秋の脱力感
■秋のカゼ
■秋の不眠
▼イスクラ天津感冒片…72錠入 1,890円(税込)、144錠入 3,570円(税込)
冬…気温が下がり「寒邪」(かんじゃ)の影響をうけやすい
「寒邪」の特徴は、寒い所で自然と体が縮むことから分かるように、筋肉などを収縮させること。縮むことによって、気血の運行も妨げるので、神経痛・腰痛・頭痛なども。体の中に入り込むと、冷え・腹痛・下痢などをひきおこすことも。
■冬のカゼ
■インフルエンザ予防
▼板藍茶…60包入 4,830円(税込)、120包入 6,930円(税込)
花粉症は、中医学では「風邪」(ふうじゃ)の影響の大きい症状と考えます。 その人の体質などによって、大きくは、熱邪といっしょになった「風熱タイプ」、寒邪といっしょになった「風寒タイプ」に分けて考えることができます。また、風邪をうけやすい(症状の出やすい人)は、体質改善(予防)も必要です。 (さらに…)
中医学では、不眠は、血流の調節とともに精神活動を担う「心・しん」の不調が関係すると考えます。「心」は「血」や「陰」が満ち足りた状態で、うまく機能し、精神状態や睡眠が安定すると考えるのですが、春は、環境や気温の変化などで、「肝」が不安定になり、血を消耗しやすく、「心」も不調になることが多いのです。なかなか眠れない、夜中に目が覚めてぐっすり眠れない、朝早く目が覚めてしまうなどの症状がおきやすくなります。 (さらに…)
梅雨の不調には、外気のじめじめ同様、体内もじめじめとした「湿」がよく関係します。そして、「湿」は、体内の気や血の流れを邪魔してしまうのです。「湿」が関与する頭痛の場合、頭部への栄養供給が充分できず、重だるさを伴う、ものをかぶったような感じや締め付けられるような痛み、曇りや雨の日に悪化するなどの特徴があります。 (さらに…)
夏カゼは、冬のカゼように高熱はあまりでませんが、お腹の調子が悪くなったりだるかったりすっきりしないもの。中医学では、「風」と「湿」が原因と考えます。湿の影響がおおきいので、吐き気・下痢など胃腸障害や水分代謝異常がでやすい、長引きやすいなどの特徴があります。 (さらに…)
暑い時期は、つい冷たいもの・口当たりのよいものを多くとりがちですが、これは体内に「湿」をためこむ原因になります。「湿」がたまってくると、胃腸の働きが邪魔されるので、食欲不振・下痢などがおきやすくなります。また「湿」は鎮重性があるので、体のおもだるさ・眠気・頭重などもおきやすくなります。特に、日本のように湿度の高い気候では、「湿」の症状がでやすくなります。 (さらに…)
近年は、猛暑の傾向が強くなり、各地で日中の最高気温が35℃を超える日も多くなってきました。熱中症をおこす人も増えています。人の体は、高温時や運動時には、皮膚血管の拡張や発汗により過剰な熱を放散して、体温を保つしくみになっていまが、激しい運動をしている、高温、補給する水分の量が少ないなどの条件が重なると、熱の放散がうまくいかず、熱中症の症状をきたすことがあります。 (さらに…)
近年、冬に多いと思われていた脳梗塞が、夏(6-8月)に最も多いことが分かってきています。冬の脳卒中(脳梗塞・脳出血などを総括してこう呼んでいます)とどう違うのでしょうか。冬の脳卒中は寒さによる血圧の上昇などがひきがねになる脳出血・くも膜下出血・心原性脳塞栓症が多く、夏の脳卒中は血液の粘度が増し血栓ができることによる脳梗塞が多いといわれています。 (さらに…)
年々外の気温が上昇する一方で、室内は涼しすぎると感じるところが多く、このギャップから不調をきたす人は多いと思います。温度が上がると、人は皮膚表面の血管を拡張したり発汗させて、体温を下げようとします。温度が下がると、血管を収縮させて、熱を逃さないようにします。 (さらに…)
猛暑のあと、涼しくなってふと気がつくと、身体が疲れて、やる気がでなかったり、胃腸の調子が悪かったり。急に肌がかさついたり、喉が痛くなる人も。すがすがしい空気とは裏腹に、気分が沈みがちな人もいますよね。 (さらに…)
湿度が下がり、すごしやすい時期ですが、中医学で考えると、「風」と「燥」の影響をうけやすいのが、秋の風邪です。燥の特徴であるイガイガ感や乾燥のほか、肺(気管支系)に影響がでるのが特徴です。もともと乾燥タイプ例えば寝汗や喉が渇きやすい人ほどこれらの症状は顕著になります。 (さらに…)
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